当院では、小児血液・腫瘍疾患の外来治療、治療後のフォローアップ、セカンドオピニオンを提供しています。特に、慢性骨髄性白血病(CML)と血友病に関しては、LINE公式アカウントを通じて、20歳未満の全国の患者様からのご相談を受け付けています。

小児血液疾患

次の疾患の専門的な診療や外来治療が可能です。

  • 血友病A、血友病B、フォン・ヴィレブランド病
  • 免疫性血小板減少症(ITP)
  • 再生不良性貧血
  • 先天性溶血性貧血(遺伝性球状赤血球症など)
  • 後天性溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血AIHAなど)
  • 自己免疫性好中球減少症

当院では以下のように対応いたします。

  • オンライン診療も可能で、お近くの薬局で処方を行います。
  • 小児慢性特定疾病医療意見書、先天性血液凝固因子障害等治療研究事業などの書類記載も対応します。
  • 基幹病院との連携を適宜行います。

小児がん

次の疾患の専門的な診療や外来治療が可能です。

  • 慢性骨髄性白血病(CML)
  • 急性リンパ性白血病(ALL)
  • その他の小児がん(要相談)

当院では、以下のように小児がんの患者様へ対応環境が整っております。

  • 小児がん経験者の長期フォローアップが可能です。
  • 他院に通院中の患者さんの発熱など急性疾患への対応が可能です。
  • 他院で抗がん剤治療後のワクチン再接種が可能です。
  • オンライン診療が可能です。お近くの薬局で薬を処方します。
  • 小児慢性特定疾病医療意見書、臨床調査個人票などの書類記載も対応します。
  • 基幹病院との連携を適宜行います。

当院で対応可能な検査

  • 当院は血算測定装置を備えており、約90秒で結果を測定できます。
  • 院外検査で詳細な血液検査(血液像)、生化学検査、BCR-ABL1(IS)、第Ⅷ因子活性、第IX因子活性、インヒビター定量も可能です。

当院で対応可能な治療

  • CMLに対するチロシンキナーゼ阻害薬(グリベック®、タシグナ®、スプリセル®、ボシュリフ®、アイクルシグ®、セムブリックス®)の処方
  • 再生不良性貧血に対するトロンボポエチン(レボレード®)の処方
  • ITPに対するトロンボポエチン(レボレード®)、ステロイド(プレドニン®)の処方
  • 血友病に対する全ての血液凝固因子製剤の処方、投与

悪性腫瘍かどうかの判断

次のような症状で心配なときは、当クリニックでご相談ください。

  • 首、顔、身体のしこり
  • あしやうでの骨の痛み
  • 急にめまいや息切れが始まった
  • 顔色が悪い
  • 倦怠感がつづいている
  • 急に歩かなくなった
  • 鼻血が止まりにくい
  • 紫斑ができやすい、消えにくい
  • 倦怠感がつづいている
  • 目の動きがおかしい
  • 目が飛び出てきた、まぶたが腫れてきた
  • おなかが大きく、膨れている、硬いものを触れる
  • ぶつけてもないのに骨折した

診療体制と認定

当クリニックでは、小児血液・がん専門医の院長が対応します。院長は、慢性骨髄性白血病(CML)患者・家族の会「いずみの会(小児CML連絡会)」顧問、慶應義塾大学病院小児科「さくらの会」顧問を務めています。

  • 慶大小児科認証関連クリニック
  • 日本小児がん研究グループ(JCCG)病院会員C
  • 指定小児慢性特定疾病医療機関
  • 難病指定医療機関

~慶大小児科認証関連クリニックの認定いただきました~

慶大小児科認証関連クリニックの認定いただきました

皆様、こんにちは。この度、慶應義塾大学病院小児科において長年にわたり血液・腫瘍グループのリーダーを務めてきた嶋田博之先生が「北朝霞・朝霞台えきまえエスエスこどもクリニック」の院長を引き継ぐこととなりました。嶋田先生はこれまで白血病、神経芽腫、骨軟部腫瘍、脳腫瘍といった小児がんの子どもたちとそのご家族のケアに携わり、高度で専門的な医療を提供してきました。たくさんの子どもたちの命を守ってきた嶋田先生の豊富な経験を活かし、地域医療に貢献していかれることを心から期待しています。実は、私自身が研修医時代に小児医療の基礎を教わったのが嶋田先生です。なんでもお話しできる気さくな先生です。ぜひいろいろなことをお気軽にご相談ください。

慶應義塾大学医学部小児科学教室
主任教授 鳴海覚志