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埼玉県朝霞市浜崎1-2-10 アゴラ21ビル6階

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食物アレルギー

食物アレルギーについて

食物アレルギー

食べたり、触ったり、吸い込んだりする食べ物に含まれるアレルゲン(タンパク質)に対して、免疫機能が過剰に反応して、体に様々な有害な症状を起こすものです。食物アレルギーは年齢によって起こりやすい特徴的なタイプ(下記)があります。

1.新生児・乳児消化管アレルギー

新生児や乳児が血便・下痢を起こす病気でミルクや母乳中のタンパクが原因です。外科的疾患の鑑別は必要ですが、1歳頃までに軽快します。

2.食物アレルギーが関与する乳児アトピー性皮膚炎

スキンケア―を行い、アレルゲンと思われる食物の除去で湿疹が軽快する場合があります。乳幼児のアトピー性皮膚炎の約40%が食物アレルギーを合併し、成長に伴い次第に減少します。

3.即時型アレルギー(IgE依存性反応)

全年齢にみられ、食物アレルギーの代表的な疾患です。原因食物が体内に侵入(口、皮膚、気管から)すると、IgE抗体(アレルギーに関与する免疫グロブリン)を介してマスト細胞からヒスタミンなどの化学物質を放出し、2時間以内に皮膚紅斑、湿疹や蕁麻疹など皮膚症状、咳嗽や喘鳴の呼吸器症状、嘔吐、腹痛などの消化器症状を来します。
また重症の場合には、全身性のアレルギー症状(アナフィラキシー)が生じます。
乳幼児にみられる即時型反応の原因物質は鶏卵、牛乳、小麦に多く、また成長と伴い治癒する傾向にあります。最近の我が国の研究報告でも欧米の研究と同様に、固ゆで卵黄を離乳早期(5~6か月)から与え始めた群は与えなかった群よりも、1歳時の鶏卵のアレルギーの頻度は低かったとする報告がなされました。
即時型のと特殊型として、下記のものがあります。

  • 口腔アレルギー症候群:花粉アレルゲンに対するIgE抗体が果物や野菜アレルゲンにも反応するためにおこる即時型アレルギーで、口の中がピリピリしたり、痒くなったりします。
  • 食物依存性運動誘発アナフィラキシー:食べただけでは症状起こさず、食後運動が加わることによって、アナフィラキシー症状を来します。このタイプのアレルゲンは、主に小麦や甲殻類です。このタイプの人は、食後2時間は運動を避ける必要があります。

食物アレルギー検査

血液検査(抗原特異的IgE抗体検査)

経過、症状および摂取した食物の内容などを詳しく聞き、疑われる食物の抗原特異的IgE抗体検査を行います。(当院で行っております)

食物除去試験

乳児に長引く湿疹があり、スキンケアやステロイド剤などの治療で改善せず繰り返場合、1~2週間の短期疑わしい食物の除去し、症状の改善を観察します。

食物経口負荷試験

食物アレルギーの確定診断と治癒の判断には必須のものとなっています。必要ある場合は、1歳~2歳までに受けることがすすめられます。負荷試験とは、アレルギーが疑われる食品を、一定の時間間隔で分割して与えて症状の出現を観察する方法です。必要な方には、当院では専門医がいる病院をご紹介しております。

◎食物アレルギーの管理の基本は、最小限の除去と、食べられる範囲まで食べる事です。
すなわち、食物の除去は食べると症状が誘発される食物だけを必要最小限に除去する事、原因食物であっても、症状が誘発されない“食べられる範囲まで”までは積極的に食べるようにする事です。

北朝霞・朝霞台えきまえ SSこどもクリニック エスエスこどもクリニック

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