乳幼児のゼーゼーについて

乳幼児は、解剖学的に鼻腔の形状が年長者とは異なり、また生理学的にも扁桃肥大がみらます。一方、気道は内径が狭く、また粘膜分泌腺などが過形成で分泌物が多く、横隔膜が水平で呼吸運動が小さいなど特徴があります。自力での鼻汁や痰の排出も困難です。また細菌性やウイルス性の気道感染(鼻炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎など)にかかる頻度も高く、特に、家族のタバコ(受動喫煙)を避けることもできません。
以上から乳幼児は、喘鳴(ゼーゼー、ヒュウーヒュウー)を生じ易く、喘息との鑑別は重要です。
乳幼児喘息の診断
2017年の喘息のガイドラインでは、5歳以下の繰り返す喘鳴(ゼーゼー)のうち、24時間以上続く呼気性の喘鳴が3エピソード以上繰り返し、気管支拡張剤(β2刺激薬)などの治療を行い症状が改善し、また一方治療を中断すると再び症状が出現する場合を乳幼児喘息と診断して治療する事となりました。
- 住所
- 〒351-0033
埼玉県朝霞市浜崎1-2-10 アゴラ21ビル6階 - 電話番号
- 048-476-3002
- アクセス
- 朝霞台駅・北朝霞駅 徒歩1分
- 提携駐車場
-
- アゴラ20パーキング(※1時間無料券を支給)
